【観戦日記】交流戦7勝11敗の現実——打率.220が示す竜打線の深刻な貧打と、それでも見えた光

試合レポート

■ 交流戦、終わってみれば7勝11敗の7位

交流戦18試合が終了した。中日ドラゴンズの成績は7勝11敗、勝率.389で12球団中7位。セ・リーグ勢の中では巨人(10勝)、ロッテとの5位タイを除けば中位に位置するが、正直言って褒められた成績ではない。

首位・西武の14勝3敗1分という圧倒的な強さを見せつけられると、竜党としてため息しか出ない。交流戦とは相手が変わるだけで実力差が露骨に出る場だ。今年もその現実を突きつけられた18試合だったと言わざるを得ない。


■ 打率.220——これが今の竜打線の実力だ

最も深刻なのは打撃成績である。チーム打率.220はリーグ全体でも下位に沈む数字だ。18試合で58得点、1試合平均3.2点では勝てる試合も落とす。

パ・リーグの先発投手の質の高さ、守備シフトへの対応のまずさ、勝負どころでの凡退——これらが積み重なって打率.220という数字が生まれている。一時的な不振と片付けてよい数字ではない。打線の根本的な力不足を直視する必要がある。


■ 防御率3.04——投手陣だけが面目を保った

一方で救いがあるとすれば投手陣だ。防御率3.04は及第点であり、18試合で失点58は得点58と同数。つまり投手が打たれた分しか負けていない、とも言える。

先発陣が試合を作り、中継ぎが粘る。この構図は今季一貫しており、交流戦でも崩れなかった。パ・リーグの強力打線を相手にこの数字は評価に値する。もし打線が3.04の防御率に見合う得点力を持っていれば、勝ち越せていた計算になる。投手は頑張っている。それだけに打線への憤りは一層募る。


■ ホームラン13本・盗塁4——機動力も長打力も中途半端

本塁打13本、盗塁4という数字も気になる。長打で点を取るにしては本数が足りず、足で点を取るには盗塁が少なすぎる。攻撃のスタイルが定まっていない印象だ。

強引に引っ張って凡打を繰り返す場面が今季は多い。打線に「色」がない。かつての竜打線のような、つなぎと機動力を軸にした粘り強い攻撃がほとんど影を潜めている。首脳陣はシーズン後半に向けて打線の形を明確に打ち出す必要があるだろう。


■ それでも後半戦に期待する理由

暗い話ばかり書いてきたが、シーズンはまだ半分以上残っている。交流戦で課題が明確になったことはむしろ好材料と捉えたい。

若手野手の台頭、外国人選手のコンディション回復、そして投手陣の安定感——これらが噛み合えば十分に上位進出は狙える位置にいる。セ・リーグに目を向ければ、巨人以外は混戦模様だ。貧打を克服した瞬間、この竜は一気に浮上してくる可能性を秘めている。その日を信じて応援を続けるのが竜党というものだ。


■ 総評——交流戦は「宿題」を明確にしてくれた

交流戦7勝11敗。この数字を恥と感じるか、糧と感じるかで後半戦の見方が変わる。モッカケンとしては「宿題が明確になった18試合」と総括したい。

打率.220の貧打解消、攻撃スタイルの確立、この2点が後半戦の鍵を握る。投手陣が踏ん張っている間に、打線が目を覚ます——そんな劇的な逆転を、今年も信じて見届けようではないか。燃えよドラゴンズ。

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