■ 勝ったが、妙な試合だった
3-2の延長11回勝利。甲子園で勝った、それは素直に嬉しい。しかし内容は妙な試合だった。阪神の初登板・初先発投手を相手に打ちあぐね、グダグダと試合が続く。「なぜ打てないのか」という疑問が試合を通じて頭から離れなかった。まあ、勝てばよかろうという気持ちも半分あるが。
■ 5回の村松、8回の石伊・石川の三振——不自然すぎた
これは言わずにいられない。5回の村松、8回の石伊と石川の三振が、なんとも不自然だった。打てそうなボールに手が出ない、明らかにボールの球を振る——見ていて首を傾げる場面が続いた。「密約でもあるのか」と思った竜党は私だけではあるまい(あくまで冗談だが)。こういう場面が積み重なると竜党の不信感は募る。選手には次回以降、疑念を晴らす打席を見せてほしい。
■ 柳よ、バント失敗を忘れてはいけない
勝利投手こそつかなかったが、柳裕也は粘った。悔しかっただろう。しかしここで一つ釘を刺しておく。柳自身のバント失敗がこの試合のポイントだった。あそこで送れていれば、試合の流れは大きく変わっていたはずだ。勝ちの陰に隠れてしまいがちだが、バント失敗という事実は残る。次回の登板で、その悔しさをマウンドで晴らしてくれ。
■ 村松→代打阿部、これが大当たり
正直に言う。「なぜ村松に代えて阿部?」と思った。しかしこれが大当たりだった。阿部のタイムリーで延長11回に決勝点。采配が的中した瞬間だ。代打を送るタイミング、継投の判断——今日の井上監督は随所に執念を感じさせた。甲子園で勝ちきるための粘り強い采配だった。結果を出した以上、素直に称えたい。
■ 総評:甲子園の呪縛を断ち切った一勝
グダグダの内容でも、甲子園で勝ちをもぎ取った。この一勝は大きい。内容への不満はあれど、こういう試合をものにできるかどうかがペナントレースの行方を左右する。明日も甲子園で同じ執念を見せてくれ。竜よ、頼むぞ。
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