■ 上林、FA権行使を熟考「一番必要としてくれるところで」
中日の上林誠知外野手(31)が10月27日、9月に取得した国内FA権の行使について熟考することを明かした。
昨季は134試合に出場し、自身6年ぶりの2ケタとなる17本塁打。自己最多の27盗塁も記録した。今季は右膝の負傷で25試合の出場にとどまったが、球団は来季以降も必要な戦力として評価し、これまでに2度の面談を行ってきたという。
上林本人は「今すぐ(結論を出す)というのはない。一番(自分を)必要としてくれるところでやりたい」と話している。
■ 外野手が一気に減った
上林の去就が注目される一方で、外野陣はこのオフに一気に人数が減った。9月29日に尾田、30日にブライトが戦力外通告を受け、10月25日には川越も戦力外に。さらにボスラーは現役引退を発表した。4人の外野手がチームを去る。ドラフトで外野手を1人獲得したが、まだまだ足りないと感じる。
それでいて大島を残すようでは心もとない。功労者への敬意はあるが、外野の層を厚くするなら若い選手に枠を回すべきだ。
■ 田中、石橋、根尾を外野に、という手も
人数が足りないなら、内野や捕手から外野に回すのも一つの手だ。田中幹也、石橋、根尾あたりを思い切って外野で試してみてはどうか。
特に石橋は、捕手として続けるのかコンバートするのか、はっきりしないまま時間が過ぎている。打撃を生かすなら外野という選択肢もある。根尾も、内野、外野、投手と転々としてきた選手だ。もう一度外野で勝負させてみる価値はあると思う。
■ 細川と花田を確定、残り1枠に新外国人を
来季の外野は、まず細川と花田を確定させたい。細川は今季25本塁打の主砲。花田は泥臭さと必死さで、今季後半に存在感を示した。この2人はレギュラーとして固定していい。
残りの1枠に、左の新外国人がはまれば理想的だ。左の大砲がいないことは今季ずっと書いてきた課題でもある。
■ 岡林は守備走塁要員、トレードの駒にも
岡林は守備と走塁の要員として考えるのが現実的だろう。打撃は今季最後まで復調しなかった。欲しい球団があるなら、投手とのトレードでもいいと思う。リリーフの整備が急務の中日にとって、岡林を駒に投手を獲れるなら悪い話ではない。
■ 上林、FAするなら「どうぞ」でいい
最後に上林に戻る。確かに天才的なバッターだ。昨季の17本塁打、27盗塁は、それを証明している。
しかし、いかんせんケガが多い。ソフトバンクファンの友人からも「とにかくケガでよく休む」と聞かされていた。中日に来てからも、今季は右膝のケガで25試合しか出られなかった。
貴重な左打者であることは間違いない。それでも、FAするなら「まあ、どうぞ」というスタンスでいいと思う。残ってくれれば戦力として計算するが、引き留めるために大金を積む必要はない。その分を、フルシーズン戦える選手の補強に回してほしい。
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